しあさっての方には何があるでしょうか

　リョーマの場合

　今日、部活で学校に行ったら、部活を引退してるはずの３年生の先輩――不二先輩と菊丸先輩がいた。

「何してるんスか。受験はないって言ったって、ちゃんと勉強しとかなきゃいけない時期でしょ。」
「ふふ、いいんだよ。僕はね。」
「何言ってんだよ不二ぃ！俺も大丈夫だからな！おチビ？」
「いや、訊かれても。」

　そんなことを話しているうちに、新しい部長である桃先輩に呼ばれたので、集合する。
　集合場所に行く途中、彼らの声がこうささやいているのが聞こえてきた。

「おチビは竜崎さんにチョコをもらえるのかなぁ？」
「どうだろうねぇ・・・？」

　実際、まだ付き合ってない。だから、

　（ちゃんと竜崎くれんのかな・・・？）

　俺だって心配だ。あんな性格してるからくれないんじゃないかって。
　先輩のニヤニヤ笑いが見えるようで、ちょっとムカついた。

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ナルトの場合

「あ゛ーーーー！！！気になるってばよ！」
「あーもーうるせー・・・注意すんのめんどくせー・・・」

　俺は、ヒナタのこと気になってる。でも、あいつ俺ちゃんと見れてないから、嫌いなんじゃないかって思って、どうすればいいかシカマルに聞きに来た。

「お前、チョコ結構貰ってたじゃねぇか。去年はその中にヒナタからのチョコ入ってなかったのか？」
「なかったから言ってんじゃねぇか！！（泣）」

　お前はちゃんと本命から貰ってたくせに。そう言うとシカマルはため息をついてこう言ってのけた。

「あまったからって貰ったんだよ。そんなの貰ったうちに入らねーんだよ。」

　だめだ、こいつわかってねぇ。あいつは本当にお前に渡したかったけど恥ずかしいからそんなこと言ってたってのに。

「ああ・・・もう聞く人いねーってばよ・・・。」

　こうやって俺のバレンタイン前の休日は終わっていった。

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鉄之助の場合

「こんなの貰ったなんて辰兄には言えねぇし・・・。」

　昨日下駄箱に入ってた手紙を見て、名前は無くてもすぐに差出人はわかった。
　だてに沙夜の幼馴染やってねぇ。でも。

「手紙なんて出さなくてもいいってのに・・・」

　こうやってずーっと部屋で悩んでた。
　だから辰兄に『勉強しろー！』っておこられたけど。

「でもいいか！！」

　手紙らしい手紙なんて沙夜から貰ったの初めてだし。これはこれで大事にとっておこう。

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　このシリーズは一つ一つ短くまとめて書きたいんですがなんだかうまくいきません。書きたいことが多いからでしょうか。

　ちなみに、この小説内でのカプはまだくっついてません。今後書くものについては都合がいいようにします。つまり、一貫性は求めないでください。
　この前くっついてるのかいてたのに今日のくっついてないとか言うのもあると思います。でも私はそれでいきます。ご了承ください。

　感想・誤字脱字・文章の中でへんなことになってたりしたらまたコメントや拍手いただけるとありがたいです。