しあさっての方には何があるでしょうか
ひっさしぶりに行きます
ぱぱぱぱぱぱーん!
「「「「「「「「「みちる(ちゃん)(さん)(チルチル)、誕生日おめでとうー!!!」」」」」」」」」
「・・・・・・・・!?!??!?!?!??!?!??!?!」
学校から帰る途中、『今日は誕生日だけどここのみんなには迷惑かかるから言わないでおこう』と思ってたのに。皆さんがお祝いしてくれるそうです。
それにしても・・・。いつもの回転寿司でいつものように99円皿しか取れないとは・・・。
「うれしいやら悲しいやら・・・。」
「何か言った、みちるちゃん?」
「いいえ、何も!」
でもそんなこと思ってると罰が当たりますよね。皆さんがお祝いしてくれるっていうのに!
それにしても・・・。
「それにしても・・・。」
「それにしても、何だ?」
「えっ!?心の声、聞こえてたんですか!?」
「聞こえてたも何も、口に出してたんだけど?」
頬杖をつきながらお寿司を食べてる知佳君(行儀が悪い!)に聞かれてしまいました。
「ええと・・・言わなきゃだめですか?」
「だめだ。」
そういわれて、私はぽつぽつと語り始めました。
「私が、親戚の家に預かってもらっていたのは、知ってますよね・・・。その間、誕生日はいつもその二人に祝ってもらってたんですが・・・。その日は・・・いつも忘れられてました・・・。思い出してくれたとしても・・・いつも「ああ、おめでとう。」と言ってくれるだけで・・・。
こうやってお祝いしてくれたのは、今まで両親しかいませんでしたから・・・。友達にプレゼントとかを貰ったりはしたんですが・・・。
だから・・・こうやってお祝いされるのは久しぶりだなぁ、と思いまして・・・。」
「ふーん。」
私の席が端っこということもあり、知佳君だけがこの話を聞いてくれてたみたいです。
「それで?」
「へ?」
「こうやって祝ってもらうのは、うれしいのか?」
「は、はい!もちろん!・・・皆さんに迷惑をかけているんじゃないかと心配になるんですが・・・」
そう言うと、知佳君は私の頭を叩きました。
「・・・痛!!何するんですか!?」
「何で迷惑だとか考えるんだよ。」
「え?」
「迷惑だったら、こんなことしねぇだろ。」
「あ・・・」
「迷惑かけてるとか考えてるんなら、これもいらねーな。」
そういって彼がポケットから取り出したのは、小さな箱。知佳君は、その箱を投げては取り、投げては取りを繰り返しています。
「えっ・・・え!?」
「迷惑じゃねーから、こういうのも買ってんだろ。」
「今の言葉、撤回しろ。」
「えっ・・・・・・はい。 皆さんに、私は大切にされてるんですね。」
「ま、70点ってところかな。でも満点じゃねぇ。」
「な、何でですか!?」
「でも、ま、合格。これはお前にやるよ。」
そう言って、さっきの小箱をくれました。
「ありがとうございます!うわぁ、何が入ってるんだろう・・・」
「うわっ、ここでは開けんな!自分の部屋に帰ってから開けろよ!」
なぜか知佳君は顔を赤くしていて、わけもわからないままそのまま寮に帰りました。
知佳君がくれた箱の中身は、桜色のバレッタ。
わたしの目に、知佳が苦悩している姿が目に浮かびました。
「またお礼言わなきゃ。あ、来年の知佳君の誕生日プレゼントは、何にしよう・・・?」
おまけ
「みちる、お前は大切にされてるってより、みんなに愛されてんだよ。」
量の部屋でつぶやかれた知佳の言葉は、みちるの耳には届かなかった。
まあとにかく、みちるちゃん誕生日おめでとう!!!(遅ぇ)
私もみちるちゃんのこと愛してる一人です。大好きだ!!!
知佳の今年の誕生日は実はまだです。ですからみちるちゃんの『来年』発言は間違いなんですよ。また彼の誕生日小説も書くつもりです。
題名はつづりがわかんなくてカタカナになりました。また調べておきます・・・。
ここまでお付き合いくださったあなた、ありがとうございました!感想・誤字脱字の発見などありましたらコメントか拍手にお願いします!それでは!
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