しあさっての方には何があるでしょうか

　ネタバレ注意。
　本日は、前回に引き続き、『狂乱家族日記　弐さつめ』です。それでは下にどうぞ。














　今回は、『新婚旅行』がテーマでした。最初に言っておくことは、最初のカラーの漫画が面白かったです！ということです。わたしは、アニメ化していない作品の中で読む本を選ぶ時は、（第一条件はアニメ化していることです）そこが面白いものを選ぶことにしています。キャラクターが面白ければ、絵描きさんがやるのも面白くなる。そういうことなんですが、二巻からでしたね、この作品は。『続いているから』という理由でこのシリーズの一巻を選んだんですが、あたりだったと思います。

　さて、本文ですが、…ああ、あんなところにテーマなんぞが書いてある…。まあ、いいです。それで、今回一番感慨深くさせてくれたのは、雹霞（ひょうか）でした。生物兵器としてつくられ、人を殺すことを快感にするようにプログラムされた『黒の十三番』。そんな彼が、突然凶華が言い出した新婚旅行で家族と共に南の島に来て、自分の親、つまり自分の製作者と出会います。
　雹霞はもちろん、やむを得ず仕事として人を殺してきた凰火（おうか）や、雹霞の製作者の手下に連れ去られた優歌の心の動きがとてもよく描かれていると思います。もちろんギャグ有、笑いあり（同じ）、それにミステリアスな雰囲気！？ありの展開もいいですね。こういうの、好きですよ。

　勉強しなきゃなので、この辺で。